日本百貨店協会によりますと、全国のデパートの先月の売り上げは5018億円余りで、既存店どうしの比較で去年の同じ月より14%増えました。
時計や宝飾品など高額な商品の販売が好調だったほか、気温の上昇で夏物の衣類などの売り上げが伸びたということです。
このうち、免税品の売り上げは、去年の同じ月のおよそ2.3倍の661億円余りとなり、月ごとの金額としては過去2番目となりました。
また、ことし1月から先月までの免税品の売り上げは合わせて3344億円余りと半年間としては過去最高で、すでに去年1年間の売り上げに迫る水準となっています。
ことしに入り円安傾向が続いてきたことを背景に、インバウンド需要の拡大が追い風となった形です。
日本百貨店協会は「先月は免税品の購買客数が過去最多となった。中国からの客の購買単価が若干、低下しだしたがインバウンドは引き続き好調だ」としています。
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